脇の下がつる痛い時とは?

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ここでは、「脇の下がつる痛い時」についてお話します。

 

脇の下がつるように、ひきつれるような痛みをもつことがあります。
つるような痛みと言えば、ふくらはぎなどの
足をイメージする方が多いかと思います。

 

しかし、脇の下に突然、そのような痛みが襲ってきたらつらいですよね。
脇の下がつるように痛むときの原因は、血管や軟骨の炎症かもしれません。
今回は脇の下が痛むときに起きている可能性のある2つの病気をご紹介します。

 

モンドール病?

 

モンドール病とはどんな病気でしょうか?
この病気の名前を初めて聞く人も多いでしょう。

 

モンドール病とは血管が炎症を起こす病気で、
脇の下を含んだ胸からわき腹にかけて皮膚の下に硬結という、
ワイヤーのような硬い病変が出来ます。

 

硬結が出来ると、ひきつれたような痛みを伴います。
病変は皮膚と癒着しているため、引っ張ると皮膚と共に動きます。

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モンドール病の原因は特定されていませんが、
手術後の感染症や激しい運動、下着による締め付けから起きる
血液の循環不良が発症と関係している可能性があります。

 

モンドール病による血管の炎症は数か月で自然治癒する場合が多く、
病気に気づかないまま治ってしまう人も多くいます。

 

一般的には痛みは長くても2週間程度としられており、
痛みが引いた後に硬結は数か月で消失します。
手術で硬結を切除する場合もありますが、ほとんどは経過観察が基本となります。

 

ティーチェ病?

 

一方、ティーチェ病は軟骨の炎症です。
肋軟骨炎とも呼ばれ、肋骨と胸骨がつながっている所にある軟骨が炎症を起こします。
ティーチェ病による痛みはストレッチなどをすると悪化しますので注意が必要です。

 

軟骨の炎症が起こる原因は不明ですが、ぶつけることによる外傷、激しい運動、
結核や梅毒などへの感染が原因ではないかと疑われています。
他に腫瘍が出来た場合や、肋骨骨折でも同じように痛むこともあります。

 

胸部のレントゲンと血液検査で診断ができ、炎症を抑える抗炎症剤や、
感染症の場合は抗生物質、痛み止めが処方され、
症状は長期にわたらないことが一般的です。

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