脇の下のあざの病気は大丈夫なの?

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ここでは、「脇の下のあざの病気は大丈夫なのか」についてお話します。

 

一般的にあざと呼ばれるものは、皮膚の色素が以上に増えてしまったものと、
ぶつけたところに内出血が起きて皮膚が青紫色などに変色するものと2つあります。
脇の下をぶつけることは日常生活ではあまりありませんよね。

 

脇の下に出来るあざのほとんどは皮膚の異常で起きるものですが、
中には恐ろしい病気も潜んでいます。

 

そこで今回は、脇の下にあざが出来たとき、
考えられる病気と対処法をご紹介します。

 

癜風(でんぷう)

 

癜風とは、癜風菌が原因で起きる皮膚疾患です。

 

癜風菌は私たちの皮膚に常にいる常在菌の一種なのですが、
多量に汗をかいたりすることで、菌が増殖し、
淡い茶色のようなあざと軽いかゆみを発症します。

 

発症は男性にやや多く見られ、汗かきの人や、太った人が
発症しやすいと知られています。

 

もし、癜風を疑う場合は皮膚科を受診して下さい。
皮膚の表面を一部こすり取り、
顕微鏡で観察することで癜風かすぐに診断がつきます。

 

癜風であると分かれば、抗菌剤を塗って様子を見ます。

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菌の増殖は2週間程度で収まりますが、
あざが長期に渡り残ることがあります。
また、癜風は常に私たちの肌にいるため、再発が高い確率で起こります。

 

悪性黒色腫

 

悪性黒色腫はメラノーマとも呼ばれる皮膚のがんです。
皮膚のがんは何種類かあるのですが、その中で最も悪性度が高いものになります。

 

日本では発生率の低いがんですが、高齢になるにつれ、
その発症が増える傾向にあります。

 

発症の原因は紫外線によるものと、
衣服などによって慢性的に刺激を受けることの
2つの可能性が高いと考えられています。

 

他に、ほくろの色素ががん化する場合もあるため、
自分でほくろを取るために焼いたり、針を刺すことは避けてください。
悪性黒色腫の初期状態は急に大きくなったり、色が均一でないものが特徴です。

 

大きさとしては直径5ミリ以上になったら皮膚科を受診したほうが無難でしょう。

 

早期に発見できれば、切除手術も受けられますが、
進行するとリンパ節に転移しやすく、そこからあっという間に
全身へがんが飛び散って行きます。

 

怪しいあざが急に大きくなったら、皮膚科へ相談しましょう。

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