脇の下の痛みで生理前とは?
ここでは、「脇の下の痛みで生理前」についてお話します。
女性で、生理の前に脇の下が痛くなる人や胸が張って痛い人という人がいます。
ただでさえ憂鬱な生理に、体調不良も加わると、非常に不快ですよね。
生理の前に起こる体の変化はいったいなぜ起こるのでしょうか?
生理の前後で起こるホルモンバランスの変化も含めて、その原因をご紹介します。
女性のホルモンバランス!
一般的には生理の一週間前ごろに、女性はホルモンバランスが崩れて、
体調不良を起こしやすいことが知られています。
最近では、月経前症候群(PMS)という言葉も一般的な認知度が上がってきました。
では、生理前にはどのようなホルモンバランスの変化が起きているのでしょうか?
生理前に変化する女性ホルモンには2種類あります。
まず1つめは、黄体ホルモン(プロエストロゲン)が増加します。
黄体ホルモンは基礎体温の上昇や食欲を増進させ、妊娠を促す働きがあります。
2つめが卵胞ホルモン(エストロゲン)が減少します。
エストロゲンは女性らしい体を作るホルモンで、排卵前には分泌が増加し、
卵巣にある卵胞の成長を促進させたり、
受精卵が着床する子宮内膜を厚くする働きがあります。
エストロゲンは自律神経にも働きかけるため、
生理前のエストロゲンの減少により体調を崩してしまうことがあります。
生理前に脇の下が痛くなる原因!
生理前に脇の下が痛くなる原因は、リンパの流れが悪くなっていることや、
乳腺症の可能性が考えられます。
生理前にむくみに悩まされる人も多いですが、
このむくみはリンパの流れが悪くなっていることで起こります。
リンパの流れはストレッチやパッサージなと、
一般的に血行を良くすると言われている方法で改善出来ます。
一方、乳腺症はホルモンバランスが崩れた影響で、
乳腺にしこりや線維化が起こります。
乳腺症は生理直前に現れることが最も多く、治療は経過観察がほとんどですが、
乳腺にしこりが出来ることは、乳癌によるしこりである可能性もあるため、
以上を感じたら乳腺外科を受診し、CT(マンモグラフィー)や
エコー検査を受けることをお勧めします。