脇の下の違和感で病院は何科なの?
ここでは、「脇の下の違和感で病院は何科なのか」についてお話します。
脇の下の違和感は、なんとなく見過ごされがちです。
脇の下に現れる症状には様々な病気の症状が可能性が潜んでいますので、
ちょっとした違和感を見過ごさず、症状を正しく分析することが必要です。
脇の下の違和感で一番怖いのが悪性リンパ腫です。
その他、リンパ節炎、筋肉痛、帯状疱疹や粉瘤、自律神経失調症など、
リンパ腺、筋肉、神経、皮膚と幅広い病気の発生場所でもありますので、
病院を受診する場合は、その症状を専門的に診てくれる科を受診してください。
脇の下で何が起きている?
まず、自分が気になっている症状(自覚症状)を冷静に分析してください。
違和感を感じるようになったきっかけはなんであったか、
例えば風邪をひいた、指や腕に怪我をした、ストレスが溜まっている、
肩こりが悪化した、などが挙げられます。
次に、どこにどのような違和感を感じるのか観察してみましょう。
例えば、脇の下の奥のリンパ腺が腫れているまたはしこりがある、
わき腹も含めて筋肉痛のように痛む、特定の姿勢をとった時にしびれを感じる、
チクチクと皮膚が痛むなど、違和感にもぼーっと腫れているような感じや、
ジンジンしたり、チクチクしたり色々な種類がありますね。
ケース別の受診する診療科
では、ケース別に受診できる診療科をご紹介します。
ケース1、デスクワークが多く、常にパソコンやスマートフォンの画面を見ている。
慢性的に運動不足であるため、休日にちょっとスポーツに挑戦したら、
脇の下が痛みだした。
この場合考えられる原因は、慢性的な「こり」、筋肉痛、
頸椎椎間板ヘルニアを発症した、という可能性が高いです。
筋肉や腱に違和感を感じれば、整形外科を受診しましょう。
もし、スポーツの最中にけがでもしていれば、
その傷口から細菌やウィルスに感染し、
脇の下にある腋窩リンパ節が腫れている可能性も否定できません。
その場合は内科を受診して下さい。
ケース2、仕事や家庭で、精神的なストレスが蓄積している。
体の調子も良くないし、脇の下にむずむずと違和感が出てきた。
この場合は、帯状疱疹か、自律神経失調症などの可能性が考えられます。
帯状疱疹の場合は、皮膚が赤みを帯びてくるなどの皮膚の異変が起きてきますので、
皮膚科を受診します。
一方、他の診療科で原因が分からず、日ごろから重いストレスに
悩まされている場合は自律神経の乱れが原因かもしれません。
心療内科を受診してみるのも選択の1つであると言えます。