脇の下のリンパ腺の痛みとは?
ここでは、「脇の下のリンパ腺の痛み」についてお話します。
脇の下のリンパ腺は痛みを伴って腫れやしこりが現れる場合、
多くが感染症による炎症がリンパ腺で起きています。
風邪で喉が痛い時、扁桃腺が腫れてるね、と言われることがありますよね?
ちなみに、扁桃腺もリンパ腺の1つです。
風邪やウィルスに感染して脇の下のリンパ腺が腫れ、
痛むのも喉が腫れている状態と同じことが脇の下のリンパ腺で起こっています。
さらに、リンパ腺は免疫機能の他に、排泄機能も担っています。
風邪や外傷から感染した可能性が低いにも関わらず、
リンパが痛くなる場合はリンパの流れが悪くなっている場合も考えられます。
リンパの流れが悪くなると痛みだけでなく、疲労感が残ったり、
むくみが発生することがあります。
リンパの流れが悪い場合!
リンパの流れが悪いことによって起きたリンパ腺の痛みは、
リンパの流れを改善することで解消します。
まず、リンパの流れが悪くなる原因で一番最初に挙げられるのが冷えです。
運動不足やストレスから自律神経のバランスが崩れ、冷えに繋がることもあります。
冷えによるリンパの流れの滞留は、神経を圧迫して痛みを発生させます。
そこでまず出来ることが体を温めたり、
ストレッチなどの軽い運動で全身のリンパの流れを良くします。
さらにリンパマッサージにより患部をもみほぐすとより症状が改善します。
リンパの流れは一度解消しただけでは、また滞る場合があります。
日ごろからの軽い運動の習慣などで、改善してゆけると良いでしょう。
感染症による場合!
風邪を引いた時に、喉だけでなく、脇の下のリンパ腺が痛むことがあります。
体に細菌やウィルスが入り込むと免疫反応が起きて、
私たちの体はその細菌たちと戦います。
この戦いが起きている状態を炎症と呼びます。
リンパ節で炎症が起きると、腫れや痛みを感じます。
感染性のリンパ節の痛みは、先ほどとは逆に冷やすことで改善されます。
風邪を引いている時や外傷がある場合で、
脇の下のリンパが腫れて熱を持っている時は冷やすことをお勧めします。
しかし感染性のリンパ節炎の場合、進行すると
化膿性リンパ節炎にもなりかねないので、
医療機関を受診することが最善と言えます。