脇の下のしこりが粉瘤の時とは?

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ここでは、「脇の下のしこりが粉瘤の時」についてお話します。

 

脇の下にしこりが出来る原因の一つに「粉瘤」があげらます。
脇の下となるとすぐ近くにリンパがあるために
どうしても悪い病気かと心配になります。

 

今回はこの病気について詳しく調べていきます。

 

粉瘤とはどんな病気?

 

皮膚の表面と細い出口で連絡している事が多いために
つまむと中から白い物が出てくる表皮でできた袋のような腫瘍です。

 

白い物が出てきたが出なくなってからは
ふくれてくるという人は粉瘤だと考えて良いでしょう。

 

皮膚は表皮、真皮、皮下脂肪の三層から出来ています。

 

表皮は細胞分裂を繰り返して角質層となり、最後に垢となって脱落します。
粉瘤の場合は袋の中に垢が溜まっていきます。

 

表皮の袋なので、体のどこにでも出来る可能性があり、
多発してしまう人もいます。

 

多発してしまう場合、生まれつきの体質によるもので耳たぶ、
脇の下、お尻などに多発しやすいです。

 

知らないうちにしこりが出来ていて、急に大きくなってくる場合もあります。

 

炎症や感染を起こした場合は感染粉瘤や炎症性粉瘤と呼ばれています。
赤くなって、腫れてしまい痛みが現れます。

 

化膿を繰り返す場合もあります。

 

粉瘤の治療法

 

最近になってから、多くの患者さんが手術で摘出されています。

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症状としては皮膚の良性腫瘍であり、自然に消える事はありません。
少しずつ大きくなりますが、まれに急に大きくなる場合があります。

 

これができるとしこり、こぶ、できもの、ニキビ、
脂肪のかたまりと勘違いしている人もいるようです。

 

小さいうちは皮膚から盛り上がらずに皮下に
クリクリしたものを感じる程度ですが、
そのまま放っておくと少しずつ大きくなるのです。

 

開口部が黒くなる場合もあります。

 

超音波検査をして粉瘤か脂肪のかたまりかなどを判断します。
粉瘤と診断されたら、早い時期の手術が勧められています。

 

小さいうちに袋ごと取り出す事で再発の心配が減ります。

 

自然に治らないため小さいうちに手術をする事で
傷跡は小さく術後の痛みも少なくすみます。

 

又手術代金も安くなります。

 

化膿してしまい赤く腫れ上がる時には、
抗生剤を飲んだり切開して中の膿を出す必要があります。

 

切開して中の膿を出したとしても袋が残っているといずれ再発します。

 

何年も放っておいたり感染や炎症を繰り返してしまうと
周囲の線維化が進んで袋だけの取り外しが難しくなってきます。

 

早い時期に治療を受け再発しない様にしましょう。
基本的には炎症や感染を起こしている場合は手術は出来ません。

 

抗生剤、痛み止めなどを処方してもらってから
炎症が完全になくなって3〜4ヶ月待ってから手術になります。

 

ごく稀にですが、巨大化して癌になることもあります。

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