脇の下のしこりが痛い膿が出る時とは？
ここでは、「脇の下のしこりが痛い膿が出る時」
についてお話します。
脇の下にしこりが出来て痛い！
膿のようなものも出てるけど、
これって何かの病気なの？
脇の下にしこりが出来るだけでも
びっくりなのに痛くて膿まで
出てきたとすれば、誰だって病気を
疑いたくなりますよね。
そこで今回は、脇の下のしこりが痛くて
膿まで出てきた場合に考えられる
病気についてまとめてみました。
脇の下にしこりが出来て痛い！
膿まで出てきたけど、
これって何の病気なの？
脇の下しこりのようなものが出来た時には、
まずはリンパの腫れを
疑ってみる人も多いですよね。
しかし、リンパの腫れなら
膿が出てくることはありません。
では、脇の下のしこりに痛みを伴い、
さらに膿まで出てくる病気って
いったい何なのでしょう？
それは
「粉瘤（ふんりゅう）」
と呼ばれる病気だったり、
「毛嚢炎（もうのうえん）」
の可能性も考えられます。
いずれにしても緊急性は
低いかもしれませんが、
放置しておくとさらに悪化してしまうので、
痛みや膿が出た時点で
病院を受診するようにしましょう。
脇の下に出来る粉瘤とは？
粉瘤とは、皮膚の下で老廃物が
溜まってしまうことが原因となって
出来るしこりの事です。
脇の下は特に汗をかきやすい場所でも
ありますので、衛生的にはあまり
良く無いため、放置することで炎症を
起こしてしまう可能性が高くなります。
炎症を起こすと痛みを伴い、
中から膿のようなものが
出てくる場合があります。
粉瘤は自然治癒することはなく、
化膿を繰り返すことによって
大きくなってしまったり黒ずんで
しまうことがあります。
粉瘤を完治させるためには、
手術で取り除くことが必要となるのです。
手術で取り除く場合には、
もちろん傷跡が出来るわけですが、
粉瘤の大きさが小さいうちに
手術をすることで傷跡も小さくて済みます。
そのため、早いうちに手術での
完治を目指すと良いでしょう。
脇の下に出来る毛嚢炎とは？
毛嚢炎は女性に多いのですが、
脇のムダ毛を処理した後に
発症しやすい病気です。
特に脇の下は汗をかきやすいため、
毛嚢炎もできやすい環境が
整っているのです。
毛嚢炎を引き起こす原因は、
常に肌に常在しているブドウ球菌が
感染して起こる病気なんですね。
普段は何も起こさないブドウ球菌ですが、
毛穴が傷ついた時にすかさずその傷に
侵入することによって発症します。
外見はニキビに似たような感じで
赤いブツブツなのですが、
中央部分に白い膿が
見えてくることもあります。
放置しておくと発熱や痛みを伴う
場合もありますが、毛嚢炎の場合は
自然に完治していることも
多々ありますので、しばらくは
様子見をしても良いでしょう。
しかし発熱や痛みを伴う場合には、
病院を受診する方が賢明ですね。
このように、脇の下にしこりが出来て
痛い場合や膿が出始めた場合には、
粉瘤や毛嚢炎の可能性が考えられます。
どちらにしても緊急性は
低いかもしれませんが、
痛みが出ている場合には
病院で診てもらって下さい。
脇の下は汗をかきやすいので衛生的には
あまり良くないため、放置することで
すぐに悪化してしまう可能性があります。
完全に予防することはできませんが、
脇の下を清潔に保つことによって
多少は違ってくるかもしれませんね。