脇の下のしこりが痛くない時とは?
ここでは、「脇の下のしこりが痛くない時」についてお話します。
脇の下にしこりを確認したものの、しこりはあっても痛みが無い場合があります。
何故しこりが出来てしまったのか、大変気になるところです。
また、痛みが無いのはどうしてなのでしょうか。
何かの身体のサインであれば、見逃すことは出来ません。
脇の下のしこりとは
脇の下は、女性はムダ毛の処理などで、普段から気にして鏡を見ることも多いと思います。
それに対して男性は、細かく覗き込むことはあまり無いかもしれません。
せいぜいが浴室で身体を洗う時に、触れる程度でしょうか。
自分の身体の細部にも、時折は触診で確認しておくことも大切でしょう。
脇の下のしこりには、様々な理由があります。
吹き出物のような出来物であったり、コリコリと硬いものや、軟らかいものもあります。
その殆どは一見して病気がわかるものではありませんので、
発見した場合は速やかに病院へ行かれることをお勧めします。
何科を受診すれば良いか検討がつけにくい場合は、まずは内科で良いでしょう。
内科医師の診断の後、判断を仰ぎましょう。
痛みのないしこりの場合
しこりはあるが、特に痛みのないケースもあります。
女性であれば乳癌の疑いが否定できません。
初期症状で、乳房や脇の下に痛みのないしこりが出来ます。
これも病気が進行すれば、痛みを伴ってきますので、
ずっと痛みが無い状態が続くわけではありません。
乳癌と似た初期症状の乳腺症というものもあります。
まずは早期発見のためにも、早めに受診しましょう。
痛みのない、グリグリとした硬いしこりの場合は悪性リンパ腫が疑われます。
この場合、そのしこりを指で押しても痛みがありません。
病気が進行していくと、発熱をしたり寝汗も酷くなります。
一般的に痛みのないしこりの方が、病気の危険度は高いとされています。
脇の下など、身体の様々な場所に存在するリンパ節などの腫れであれば、
痛みや発熱を伴いながら、身体がウイルスや細菌と闘います。
そして徐々に症状も軽減されていきます。
痛みには個人差がありますので、しこりを見つけても痛みが軽く、感じにくい場合もあります。
最も悪性のものですと、生死に関わる病気の可能性もありますので、
自分だけでの判断は大変危険です。
必ず病院へ行って診察を受けましょう。