産後の脇の下のしこりとは?

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出産後、疲れた体に赤ちゃんのお世話が始まります。
授乳中にふと脇の下のしこりに気付いたら、
乳癌ではないかと疑って心配になりますよね。

 

精神的な不安は母乳の出や、味に変化を及ぼします。
また、赤ちゃんのお世話に追われてなかなか自分のために
病院を受診する時間もとれないでしょう。

 

産後はホルモンバランスが崩れるため、
体調に変化が起きやすい時期でもあります。
そこで今回は、産後に脇の下にしこりが出来る原因をご紹介します。

 

乳腺炎

 

授乳中、おっぱいのトラブルは尽きません。

 

初めての授乳でよくわからないことだらけなのに、
おっぱいにしこりが出来て取れないなど、乳腺に関する症状がある場合、

 

乳腺炎の可能性が高いです。乳腺の中で母乳が溜まり、
炎症を起こしている状態で、痛みもあります。

 

乳腺炎には急性うっ滞性乳腺炎と化膿性乳腺炎がありますが、
この乳腺炎によって脇の下のリンパにしこりと痛みを発症することがあります。
出産した産婦人科や乳腺外科を受診しましょう。

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乳腺症

 

乳腺症はホルモンバランスが崩れたときに起こりやすい病気です。
乳腺の端が脇の下のあたりまで伸びているため、
脇の下の異変と思ってしまう場合もあります。

 

乳腺症はやわらかいしこりが出来ることが特徴で、
腫瘍と言っても良性のため、積極的な治療は行わずに、
経過観察となることがほとんどです。

 

発症しやすい年齢層は35歳から45歳くらいと知られています。

 

乳癌

 

乳癌による腫瘍や、乳癌が脇の下のリンパ節に転移をした場合、
痛みのないしこりが現れます。がんで出来たしこりは固く、
周辺を押してみてもその位置から動かないことが特徴です。

 

産後に乳癌が発見されるケースは32歳から38歳までに多いという報告があります。

 

妊娠により、乳癌の悪性度が変わったり、
進行が速くなるという報告はありませんが、

 

妊娠や出産前後はおっぱいが張ったりすることが多く、
小さなしこりなどの異変に気付くのが遅れる傾向にあります。

 

セルフチェックをしっかり行うことや、
定期健診を受け、早期発見を目指しましょう。

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