脇の下のしこりが生理前にできる時とは?
ここでは、「脇の下のしこりが生理前にできる時」についてお話します。
女性が生理前になると、脇の下に痛みを感じたり、しこりが出来たりすることがあります。
痛みやしこりといった症状に、脇の下という場所から、
怖い病気を想像してしまいがちですが、これは一体何でしょうか。
生理前に出来るしこりについて
生理前に痛みやしこりが出来、生理が終わるころには痛みも治まり、
しこりも小さくなりやがて手で触っても確認出来なくなります。
生理前後だけに起こるものなので、PMS(月経前症候群)の一つなのかと思いがちです。
しかし、乳房の張りや脇の下にかけての痛みはそうであっても、
しこりが出来るというのが気になります。
しこりの正体を探っていきましょう。
副乳という可能性があります。
生まれつき通常とは違う場所に出来る、乳頭や乳輪、
または乳腺組織のことを副乳と言います。
この副乳が張ることで、しこりに感じるのかもしれません。
副乳自体は病的なものはありませんので、特に治療などの措置は必要ありません。
何かトラブルに感じる場合は、乳腺外来を受診すると良いでしょう。
女性ホルモンの影響を受けやすい病気としては、乳腺症も考えられます。
生理の周期と共に女性ホルモンの影響を受けるものです。
閉経後には症状もなくなります。
乳腺症は軽いものですと、特に治療は必要とされません。
ただ、痛みが強く日常生活がつらく感じる場合は、ホルモン治療が施されます。
脇の下という位置からはリンパ節炎も考えられるでしょう。
しこりが出来、痛みも伴います。
乳癌の疑いも拭いきれません。
一般的に乳癌は硬いしこりで、初期は痛みはないとされていますが、
素人では判断は難しく、早めに婦人科へ受診した方が良いでしょう。
乳腺症の対処法
乳腺症であれば、どのような対処が良いでしょうか。
治療の必要が無いとされても、痛みを和らげる方法はあります。
ホルモンバランスの乱れが原因ですので、規則正しい生活と、
出来るだけストレスを排除出来るよう、心掛けましょう。
また、カフェインの摂りすぎも良くないとされています。
見直してみましょう。