脇の下のしこりを授乳中に気づいた時とは?

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ここでは、「脇の下のしこりを授乳中に気づいた時」
についてお話します。

 

出産後、授乳中に脇の下のしこりに
気が付く人も少なくありません。

 

脇の下のしこりと聞けば「乳癌」を
思い浮かべる人は多いのですが、

 

「しこり=乳癌」

 

ではありません。

 

そこで今回は、授乳中に脇の下にできる
しこりの原因についてまとめてみました。

 

産後、授乳中に脇の下に
しこりが出来る原因は?

 

産後、脇の下にしこりが出来る
原因で多いのは、副乳や乳瘤です。

 

副乳とは、2つの乳房以外の
乳房の事を指します。

 

犬は8個で猫は10個と言うように、
哺乳類は複数の乳房を持っています。

 

もちろん人間も元々複数個の乳房を
持っていたのですが、進化する
過程の中で次第に退化していったのです。

 

しかし、退化しても完全に
なくなったわけではなく、

 

その名残として副乳が残っていることも
あり得るのです。

 

この副乳は脇の下にできやすい傾向があり、
授乳中にしこりとして発見されやすいのです。

 

次に乳瘤についてですが、
乳瘤は分泌されている母乳が溜まって
しまっている状態のことを指します。

 

簡単に言えば、溜まった母乳が
しこりのようになっている状態ですね。

 

この乳瘤は、授乳を続けていくことで
少しずつ小さくなりますし、

 

卒乳後には体内に吸収されて
いきますので、何の心配も要りません。

 

授乳中にできた副乳や乳瘤の対処法は?

 

授乳中に気付いたしこりが副乳や
乳瘤だった場合、普段は痛みが

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出ることは無くても、
たまに痛みが出ることもあります。

 

例えば副乳が痛む場合には、
揉んだり触ったりせず、

 

アイスノンや保冷剤などを使って
患部を冷やすのが効果的です。

 

保冷剤などを使う場合は、
冷えすぎることも多々ありますので、
タオルで巻いてから冷やすと良いですね。

 

その他にも冷えピタを脇の下に
貼ってみるのも良いですよ。

 

次に乳瘤の痛みについてですが、
乳瘤の場合は母乳が溜まっている状態が
痛みの原因でもあるため、しっかりと
授乳を続けることが大切です。

 

それでもどうしても気になる場合には、
母乳外来などでマッサージをしてもらうと、
痛みが軽減することもあります。

 

なお、強い痛みが続いたり
発熱した場合には、乳瘤ではなく
乳腺炎を起こしている可能性が考えられます。

 

このような場合には、
迷わず産婦人科を受診してください。

 

乳腺炎は乳腺が詰まって
炎症を起こしている状態です。

 

発見が早ければ早いほど、
完治までの期間も短くて済みますよ。

 

このように、授乳中に脇の下にしこりを
発見した場合には、まずは副乳か乳瘤か、

 

それとも他の病気なのかを
見極めることが大切です。

 

授乳中にできたしこりの場合、
そのほとんどが乳瘤や副乳である
可能性が高いのですが、

 

ごく稀に脂肪腫や乳癌などが
潜んでいることもあります。

 

気になる場合には、
一度病院で診てもらうと安心ですね。

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