脇の下のしこりが副乳の時とは?

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ここでは、「脇の下のしこりが副乳の時」についてお話します。

 

脇の下のしこりには色んな種類があります。
リンパの腫れや、脂肪の塊、傷口から菌の入ったもの、
最悪の場合は悪性腫瘍…などです。

 

そして「副乳」というものがあります。
ご存知ですか?

 

あまり馴染みはないのですが、母乳をあげている
子育て中のお母さんは、母乳が溜まったり、
乳腺炎を気にしたりするので良く聞くワードではあります。

 

そのようなイメージや文字から、母乳をあげていない人には
関係ないように感じますが、実は副乳は男女問わず、
出産の有無に関わらず、誰にでもあるものなのです!

 

驚きですよね。
今回は、その副乳の正体をご紹介します。

 

副乳って何?

 

左右一対ずつある通常の乳房の他に、その近辺や脇の下あたりにある乳房のことです。

 

しかし目立つものではないので、副乳がある!
とは思わずに過ごしていることがほとんどです。

 

ホルモンバランスの影響を受けやすいので、
女性では、思春期や、授乳中に膨らみが大きくなり、
気付きやすい状態になります。

 

しかし最初にご紹介した通り、女性だけのものではないので、
男性でもまれに副乳を持っている人がいます。

 

胎児としてお母さんのお腹にいるときからあるもので、
メインの一対の乳房の他は退化していくのですがその名残りが副乳ということです。
人間以外の哺乳類には乳房がたくさんありますよね。

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人間の乳房ももともとそのようだったのが退化して2つになったと考えられています。

 

副乳は左右両方にある人、片方にある人、
副乳が4つある人、一見ホクロのような乳頭がある人、
乳頭はないけれど膨らみだけがある人、様々です。

 

そして副乳のできる場所は、脇の下が多いのですが、
乳房の下側やお腹に近い部分にできることもあります。

 

副乳がある場合どうしたらいいの?

 

副乳は恐れるものではありません。
授乳中のお母さんの場合は、乳腺が詰まってしまわないように
頻繁に授乳や搾乳をしたり、マッサージして硬くなった副乳をほぐしましょう。

 

また、授乳中であるかどうかに関わらず、
保冷剤をタオルで巻いて副乳の部分を冷やすと、そのしこりが治まります。

 

気にならない程度でしたら、このように対処しながら過ごすことができます。
しかし、副乳かどうかの自己判断は、
もし判断が間違っていて深刻な病気の腫瘍だった場合、危険です。

 

不安に思ったら迷わず病院を受診しましょう。

 

乳腺外来のような専門の科もあるのですが、
男性は最初からなかなか乳腺外来には行きにくいですよね。
まずは内科で相談して、そこで医師の指示を仰ぎましょう。

 

副乳の正体がわかりましたか?
実は人間には、乳房が2つ以上あったなんて、驚きですよね。
まだ知らない人に教えてあげるのも良いかもしれませんね。

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