脇の下が痛い男とは?
ここでは、「脇の下が痛い男」についてお話します。
男性でも女性でも脇の下が痛むことはあると思います。
女性であれば、乳腺症や乳癌を疑って心配になることがあります。
では、男性で脇の下が痛むのはどのような原因が考えられるのでしょうか?
男性特有で、脇の下が痛む病気と言うのはありませんので、
乳腺症を除いた、男性で起こりうる脇の下の痛みの原因をご紹介します。
筋肉痛!
脇の下が痛く、しこりやリンパ腺の腫れが無い場合は痛みの原因が
筋肉痛である可能性があります。
筋肉痛で脇が痛むときは、激しい運動後や普段しない運動をした後に起こります。
動かしたり、触ったりして痛いことが特徴です。
筋肉痛はアイシングやマッサージで改善できますが、
数日で自然と治まっていくのが一般的です。
その他に脇の下の筋肉は肩こりと連動して、
動きが悪くなるとコリが生じる場合もあります。
デスクワークなどで同じ姿勢でいると良くありませんので、
こまめにストレッチやマッサージでほぐすと良いでしょう。
帯状疱疹!
体の免疫が下がっている時やストレスで帯状疱疹を発症してしまう人がいます。
帯状疱疹は体の半身(右半身または左半身)に発症することが特徴で、
腕の付け根や脇腹にピリピリした痛みを初期症状として感じます。
帯状疱疹は水疱瘡のウィルスが原因で発症します。
初期段階では筋肉痛のようなピリピリした痛みのみですが、
その後、水ぶくれが出来てくるため、帯状疱疹と判別できます。
リンパ節炎!
脇の下にはリンパ節があり、細菌やウィルス感染を起こした場合、
脇の下のリンパ節が腫れ、痛むことがあります。
リンパ節炎は、体の免疫反応の結果によるものなので、
通常では体の免疫が徐々に感染源を駆逐することで数日以内に治まります。
細菌性リンパ節炎の場合は抗生物質が有効であるため、
医療機関で処方してもらうと治癒も早くなります。
男性では乳癌を疑う人は少ないと思いますが、
リンパ節にしこりがあり大きくなっていく場合は
悪性リンパ腫である可能性があるため、数日たっても脇の下の
リンパ腺の異常が収まらない場合は医療機関を受診しましょう。