脇の下から腕の痛みとは?
ここでは、「脇の下から腕の痛み」についてお話します。
頸肩腕症候群と言う言葉を耳にしたことはありますか?
脇の下から腕にかけて、肩周辺の広範囲が痛むとき、
それは頸肩腕症候群による痛みかも知れません。
慢性的に痛みが続くと、体全体が重く感じてしまい倦怠感が起きますよね。
頸肩腕症候群とは、肩こりのことを指すのですが、肩こりを甘く見てはいけません。
「こり」は体の不調を招きます。
そこで今回は、脇から腕も痛む、頸肩腕症候群の原因や解消法をご紹介します。
頸肩腕症候群とは?
頸肩腕症候群は、首、肩、腕、背中の痛みやしびれを含めた症状を発症し、
その痛みの原因がよくわからないものをまとめたものです。
一般的に肩こりと同じものと解釈できますが、その症状は非常に重くつらいものです。
いわゆる「こり」ですが、筋肉の緊張による疲労物質が痛みや
「こり」を引き起こします。
「こり」が発生する仕組みは筋肉痛と同じような状態ですが、
激しい運動で筋肉が疲れる筋肉痛と違い、「こり」は姿勢の悪さにより、
筋肉が常に緊張してしまうことによって起きます。
「こり」があるとその周辺をかばったり、動かさないように
体が無意識に反応してしまうので、更なる血行不良を招き、
「こり」は悪化の一途をたどります。
現代人に多い長時間のパソコン操作や、
同じ姿勢で行うデスクワークは頸肩腕症候群を引き起こしやすい
環境の一つであると言えるでしょう。
一方、常に同じところは傷んだり、指先にしびれが出る、
または腕の感覚が無いような場合は、注意が必要です。
頸椎椎間板ヘルニアや自律神経失調症の可能性もあります。
早めに整形外科へ受診することをお勧めします。
頸肩腕症候群への対処法!
頸肩腕症候群は肩こりの重症化したような症状を持ちます。
筋肉をまず、安静にさせた後に、筋力をつけるリハビリを行うのが一般的です。
痛みに関しては、鎮痛剤を処方される場合や、
湿布薬だけの場合など、受診した医師の方針や症状に合わせて様々ですが、
あまりにも痛みがひどい場合は、ペインクリニックで
神経ブロック注射を受けることもできます。
ストレッチや鍼灸治療で、筋肉の柔軟性を付けたり、
緊張した筋肉を緩めることは痛みを和らげる効果があります。
すぐに効く特効薬が無いことは残念ですが、
生活習慣の改善やリハビリで症状は徐々に改善されてゆきます。