脇の下のしこりの脂肪は病気なの?

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ここでは、「脇の下のしこりの脂肪は病気なのか」についてお話します。

 

脇の下にぽこっと盛り上がったコブのようなものはありませんか?
もしかしたらそれは脂肪腫かもしれません。
脂肪腫は両性の腫瘍ですが、大きくなったり、痛くなる可能性もあります。

 

今回は脂肪腫の特徴や治療法についてご紹介します。

 

脂肪腫とはどんな病気?

 

脂肪腫とは、脂肪組織からできる腫瘍の1つです。
腫瘍と言っても良性で、がんのように他の場所に腫瘍が転移することはなく、
手術で取り除けば再発することもほとんどありません。

 

ほとんどの脂肪腫は単体で発生しますが、体質により多数出来ることがあります。
脂肪腫は腫瘍が発生する位置により、皮膚の下にできるもの(浅在性脂肪腫)と
筋肉の間にできてしまうもの(深在性脂肪腫)の2種類があります。

 

一般的に脂肪腫の存在に気付くのは40歳以降が多いとされていますが、
発生は幼少期で、腫瘍の成長が遅いために発見が遅くなると考えられています。

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普通は痛みがありませんが、筋肉の深い層に出来たものが肥大化すると
運動の障害となるとともに、痛みを生じることがあります。
脂肪腫の発生するメカニズムや原因は分かっていません。

 

良性の腫瘍といえど、時には5センチ以上にもなり、目立ったりするため、
あまり大きいものは手術によって取り除くという治療が行われます。

 

脂肪腫への対処法

 

脂肪腫のようなできものに気付いたら整形外科を受診しましょう。
皮膚の下にある脂肪腫はエコー検査やCTスキャンで検査を行います。

 

まれに肉腫と呼ばれる悪性の腫瘍と見分けがつきにくいことがあり、
その場合は手術により摘出し、腫瘍組織を観察する病理検査を行うこともあります。

 

基本的には手術で取り除かなくてもよい場合が多いのですが、
あまりに大きくなると手術による切開部が大きくなることや、
腫瘍が血管を巻き込んでいくようになることがあり、

 

そのような状態で手術を行うと出血が多くなる傾向にあるため、
脂肪腫の肥大がある場合は、早めに手術をしておいた方が無難であると言えます。

 

手術は日帰りで行われることがほとんどです。

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