脇の下が蕁麻疹の時とは?
ここでは、「脇の下が蕁麻疹の時」についてお話します。
突然、皮膚が赤く盛り上がってかゆくなった経験はありませんか?
その痒みは数時間程度で収まったでしょう。
そういった症状は蕁麻疹かも知れません。
蕁麻疹は原因を突き止めるのか難しい病気ですが、
薬の服用などで症状を緩和することが出来ます。
今回は、蕁麻疹についてご紹介します。
蕁麻疹とは?
蕁麻疹は、皮膚が赤くなり、
盛り上がる膨疹(ぼうしん)と呼ばれる症状が出る病気です。
激しいかゆみで、皮膚を掻きむしってしまうこともあります。
蕁麻疹の現れる範囲は、数ミリの蚊に刺されたような症状から、
かなりの広範囲に渡るものまでさまざまです。
また、蕁麻疹にはアレルギー性のものとそうでないものがあり、
アレルギー性の場合にアレルゲンに接触し続けることで症状が悪化し、
気道や腸の粘膜にまで症状を発し、呼吸困難にまで陥ることがあります。
蕁麻疹が出やすい体質の人もいるため、
きちんと医療機関で治療を行うことをお勧めします。
蕁麻疹の原因になるもの
アレルギー性の蕁麻疹では、食べ物、特に5大アレルギー成分である
卵、小麦、乳製品、落花生(ピーナッツ)、そば、をはじめとし、
魚介・肉類や野菜、食品添加物で症状が引き起こされます。
その他、植物、ダニ、ホコリもそうですが、特定の抗生物質や
解熱鎮痛剤などの薬品でも蕁麻疹を発症する場合があります。
アレルゲンを接種すると、体の免疫が反応すると、
マスト細胞という細胞からヒスタミンと言う物質が放出されます。
このヒスタミンが、血管の拡張と神経を刺激してかゆみを引き起こします。
一方、非アレルギー性の蕁麻疹は、服などの摩擦や
圧迫、熱さ、寒さが刺激となり起こることがあります。
蕁麻疹への対処法
急に蕁麻疹が出てしまった場合は、落ち着き、静かに過ごしましょう。
かゆみがある部分は掻かずに、濡らしたタオルなどで冷やし、刺激を避けます。
アレルギー性が疑われる場合は、そのものに接触することを避けます。
病院で治療する場合は、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤が処方されます。
強いかゆみがある場合は、ステロイド剤を塗ることで症状を緩和できます。
薬の使用は医師の指示に従って、決められた期間のみ使用しましょう。