脇の下リンパの痛みは何科なの?

スポンサーリンク

ここでは、「脇の下リンパの痛みは何科なのか」についてお話します。

 

脇の下のリンパに痛みがある場合、何かを受診すればよいのでしょうか?
リンパ腺を専門に診てもらえるリンパ腺科という科はありませんので、
まずは自分で症状を分析し、受診する科を決めなくてはなりません。

 

今回は、脇の下のリンパ腺が痛む原因と診療科をご紹介します。

 

内科!

 

脇の下のリンパ腺が痛む場合、細菌やウィルスに感染したことに
体が免疫反応をしており、その結果、炎症が起きていることが考えられます。

 

脇の下のリンパは肺などにも近いため、
首のリンパ節に続き、風邪への感染で影響を受けやすいリンパ節の一つです。

 

風邪以外では、指にできた外傷を通して感染した場合も
脇の下のリンパ腺が腫れて、痛むことがあります。
このような症状がある場合は、内科を受診することをお勧めします。

 

もし、腫れやしこりがある場合は触診やエコー検査をしてもらうことが出来ます。
治療としては、感染源が特定で出来れば、細菌性の場合は抗生物質を、
ウィルス性の場合は対症療法薬が処方されます。

スポンサーリンク

血液内科!

 

脇の下のリンパ節にしこりが出来ていて、数日たっても消えない、
大きくなっていく場合はリンパにできた腫瘍、リンパ腫の可能性も考えられます。
悪性リンパ腫はとても恐ろしい血液の癌の一種です。

 

リンパ腫を発症している場合、発熱や倦怠感を伴うことが多く、
血液内科で悪性リンパ腫が疑われると診断された場合、
触診に加えて、血液検査、CT、生検などを行い、診断します。

 

悪性リンパ腫は血液の癌のため、一般的には外科手術で腫瘍を取り除くのではなく、
放射線治療や薬物療法が適用されます。

 

乳腺外科!

 

リンパ腺の近くには乳腺の外れも位置しています。
そのため、リンパ腺が腫れて痛いと思っていても、乳腺症である可能性もあります。

 

乳腺のトラブルは授乳中に起きるという印象を持つ人が多くいますが、
乳腺は女性ホルモンの影響を受け、授乳期以外でも腫れたり、
しこりが出来て痛むことがあります。

 

乳腺外来では、エコーやレントゲン(マンモグラフィー)により、
乳腺の異常を診断します。
乳腺症の場合、経過観察が基本で、治療に関する薬は痛み止め程度になるでしょう。

 

しこりが出来て、乳癌の可能性を疑う人も乳腺外科の受診をお勧めします。

スポンサーリンク