脇の下の違和感で男とは?
ここでは、「脇の下の違和感で男」についてお話します。
脇の下に違和感を感じる、という症状は女性に多いと思われがちです。
なぜならば、脇の下の違和感=乳癌の検査というイメージが定着しつつあり、
男性が脇の下に違和感を感じる場合の対処法に関する情報はあまり知られていません。
男性が乳癌を発症しない、と言えば嘘になりますが、
男性乳癌の発症率は乳癌の中だけで見ても1%以下です。
また、男性の乳癌では初期症状として、しこりを発見することが多いです。
よって、男性が脇の下に違和感を感じた場合は、
乳癌以外の可能性を疑った方が良いと言えます。
では、男性で脇の下に違和感を感じる場合はどんな病気の可能性があるのでしょうか。
帯状疱疹
帯状疱疹とは、水疱瘡を引き起こす原因であるヘルペスウィルスが
神経を傷つけることで痛みを発症します。
水疱瘡は一度かかると二度とかからないと言われていますよね。
それはなぜかというと、体がヘルペスウィルスに対する抗体を作るため、
2度目にヘルペスウィルスへ晒された場合は、
感染する前に体の免疫がウィルスを撃退してくれるからです。
しかし、このヘルペスウィルスは感染した患者さんの神経節へ
潜伏している場合があります。
この体の中に潜んでいるウィルスが何かのきっかけで増殖を始めると、
帯状疱疹として体に症状が出るのです。
では、水疱瘡にかかってしまった人は一生、
帯状疱疹の恐怖と戦っていかなければならないのでしょうか。
安心してください、帯状疱疹は1度発症すれば、
2度目を発症する人はほとんどいません。
片側の脇にだけチクチクとした違和感があり、
風邪っぽいな、と感じれば帯状疱疹の可能性が高いです。
リンパ節炎
脇の下の表面ではなく、奥の方が張っている感じがするときは、
腋窩リンパ節が炎症を起こしている可能性が考えられます。
リンパ節が腫れるのは風邪の時、と思われる方が多いですが、
実は指にできた切り傷から感染した場合でも脇の下のリンパが腫れることがあります。
指や腕に怪我はしていませんか?
細菌感染によるものであれば、抗生物質の服用で早く治療できます。