脇の下の脂肪腫とは？
ここでは、「脇の下の脂肪腫」についてお話します。
脇の下に腫れものが出来ていると気づいた時、
痛みが無くとも、違和感は感じるはずですね。
脇の下という場所から、リンパ節による腫れやしこりに
見当をつけるかもしれません。
脇の下の腫れやしこりには
どのような原因が考えられるでしょうか。
病気の可能性も併せてまとめていきます。
脇の下のしこりには
脇の下のしこりの原因としては、以下の事が考えられます。
・脂肪腫
脂肪細胞が増殖して出来るもので、良性の腫瘍です。
軟らかく痛みは感じませんが、
神経の近くに出来た脂肪腫が、
時間と共に大きくなってしまった場合は、
神経を刺激して痛みが出る可能性があります。
背中やおしりに出来ることもありますが、
脇の下にもみられます。
あまり大きくなってしまう前に
整形外科を受診する事をお勧めします。
・粉瘤
粉瘤は皮膚の下に老廃物が溜まって出来るしこりです。
膨らみの中心に小さな穴が開いているのが特徴で、
指でつぶすと中からドロドロとした
液状のものが出てきます。
炎症を起こし腫れて痛みを伴うこともあります。
固いしこりで自然治癒は難しいため、
皮膚科を受診しましょう。
・リンパによる腫れ
身体中をリンパ液はリンパ管を通って流れています。
リンパ管が集まる場所は卵のような節となり、
リンパ節を形成しています。
リンパ液は体内の老廃物の排出をしたり、
細菌やウイルスの除去を行いますが、
リンパ節でウイルスと戦う中で
腫れてしまう事があります。
この腫れがしこりとなってしまいます。
体調が悪い時にも腫れる事はありますが、
悪性リンパ腫といった癌の可能性も考えられます。
体調に異変を感じる場合は、内科を受診しましょう。
脂肪腫とリンパの腫れの違い
脂肪腫もリンパの腫れの場合も
最初は痛みを感じない事が多く、
同じようなしこりとして現れます。
脂肪腫の場合は１〜３ｃｍ程度の大きさのものが多く、
皮膚の内側に出来るもので、
比較的簡単に触ることが出来ます。
大抵は簡単に動かすことが出来る可動性と言えます。
脂肪腫から癌に発達することはありませんが、
自分に出来たしこりを自己判断で
脂肪腫であると決めつけない事が大切です。
リンパ節の腫れが悪性の腫瘍であれば、
早急に治療に入る必要がありますから、
まずは病院で診断を受けることをお勧めします。